【後継者がいない中小企業のあなたへ】 無料で使える『事業承継マッチング支援』とは?
顧問先の業績向上、黒字化を本気で考えている税理士事務所
「会社設立、創業融資税理士」横浜市のウィズグロース会計事務所です。
親族に継ぐ予定がない。
従業員に声をかけるのも気が引ける。
けれど、廃業は避けたい――。
そんな悩みを抱える中小企業の経営者の方へ。
会社・お店・工場を、第三者へ託す方法があるのをご存知ですか?
本記事では、日本政策金融公庫が提供する「事業承継マッチング支援」について、メリット・デメリットや実際の事例を交えて分かりやすくご紹介します。
第三者承継とは?
かつては「子どもが継ぐのが当たり前」だった事業承継。
しかし現代では、親族内承継が困難なケースが多数。
そんな中、注目されているのが「第三者承継」です。
つまり、他人に会社を譲るという考え方です。
最近では以下のような方が「譲り受けたい側」として増えています。
・ゼロからの創業よりも、既存の事業でスタートしたい起業志望者
・地方に移住し、生活と経営を両立したい若手夫婦
・定年後のセカンドキャリアとして経営を希望する元会社員
このように、あなたの事業を引き継ぎたい人は、確実に存在します。
日本政策金融公庫の「事業承継マッチング支援」とは?
日本政策金融公庫(日本公庫)が運営する本制度は、
「譲りたい人」と「譲り受けたい人」を無料で引き合わせる公的支援です。
・全国152の支店ネットワークを活用
・登録・紹介・マッチングの費用はすべて無料
※ 登録には費用がかかりませんが、契約・登記・デューデリジェンス(事業調査)など、承継に関する実務費用は別途発生する場合があります。
申込から承継までの流れ
- 日本公庫の専用ページから登録(譲渡 or 譲受希望)
2. 公庫担当者が希望に合った相手をマッチング
3. 面談・交渉(必要に応じて専門家が同席)
4. 双方が合意すれば契約締結 → 事業承継へ
成功事例のご紹介
■ 精肉店の承継(熊本県)
飲食業経験のあるご夫婦が、地元で長年愛されてきた精肉店を承継。
商品構成を一部見直し、若年層の来店も増加。
■ 町工場の承継(静岡県)
技術職の元サラリーマンが定年後に地元の工場を承継。
元々の職人と協働しながら、後継者育成にも注力。
■ 飲食店の承継(愛知県)
東京から常滑へUターン。地元密着の人気店を引き継ぎ、家族と共に経営中。
地域行事にも積極参加し、地元からの信頼も厚い。
メリット・デメリットで見る「事業承継マッチング支援」のリアル
【譲る側】
メリット:
・廃業回避で雇用・技術が残せる
・登録・紹介が無料
・第三者承継で親族に負担をかけない
注意点:
・理想の相手がすぐ見つかるとは限らない
・引継ぎ交渉に時間と労力が必要
【譲り受ける側】
メリット:
・ゼロから起業より成功率が高い
・既存顧客・信用を活用できる
・補助金・融資の対象になりやすい
注意点:
・債務や古い設備を引き継ぐリスク
・経営責任の重さに耐える覚悟が必要
あなたの事業、次につなぐ選択肢を考えてみませんか?
「自分が引退したら、どうなるのだろう」
「このまま終わらせてしまうのは、なんだか惜しい」
そんな気持ちが少しでもあるなら、
“引き継ぐ”というやさしい選択肢があることを、ぜひ知っておいてください。
譲り受けを希望する方も一定数存在しており、実際に全国でマッチングが成立しています。
未来へつなぐ方法は、思っているよりもずっと身近にあるかもしれません。
登録はオンラインで簡単
まずは公式サイトをご覧ください(リンク先:日本政策金融公庫)
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