新入社員のビジネスマナー指導で押さえておきたい5つのポイント
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新入社員のビジネスマナー指導で押さえておきたい5つのポイント
4月に入社した新入社員が、少しずつ職場に慣れてくる5月。
教育担当者や経営者の方の中には、「電話応対がぎこちない」「敬語の使い方にヒヤッとする」といった場面が増えてきたと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ビジネスマナーは社会人としての基本である一方、教える側にとっても悩みが多いテーマです。
今回は、新入社員へのビジネスマナーの教え方として、現場で実践しやすい5つのポイントをご紹介します。
世代ギャップを理解し、“知らなくて当然”の視点を持つ
まず大切なのは、「自分たちの常識は、今の若手には通用しないことがある」と知っておくことです。
今の新入社員は、電話応対の経験がほとんどなかったり、敬語を使う機会が極端に少なかったりします。
“できて当たり前”という考えではなく、「今から覚えればいい」というスタンスで接することで、教える側も余裕を持って関われます。
よくあるつまずきポイントを把握する
以下のような場面は、特に新入社員が不安や失敗を感じやすいポイントです。
事前に把握しておくことで、的確な指導につながります。
シーン | よくあるつまずき | 指導のコツ |
電話応対 | 名乗らない・早口で聞き取れない | ゆっくり名乗る練習から始める |
メール対応 | 「了解しました」などカジュアルな敬語 | 「承知しました」へ言い換え |
来客対応 | 席次を逆に案内してしまう | 実際の席配置でシミュレーション |
“見て覚える”がやっぱり強い:ロールプレイのすすめ
どれだけ丁寧に説明しても、「一度見た方が早い」というケースは多いもの。
マナーは頭で理解するより、“場の空気感”で覚えることが多いため、実践形式の指導が効果的です。
たとえば電話応対は、以下のステップで教えるのがおすすめです。
- 先輩が一度見本を見せる
- 一緒にやってみる(ロールプレイ)
- 本人が実践する
「正解」を見せることで、新入社員も安心して挑戦できるようになります。
「なぜ必要か」を伝えると納得感が変わる
形式だけを押しつけると、「意味がわからないまま覚えるだけ」になってしまいがちです。
たとえば「メールの冒頭に一言添える」のは、「相手の状況に配慮している」という気遣いを表す行動です。
意味をセットで伝えることで、行動にも納得感が生まれ、習慣として定着しやすくなります。
上司・先輩こそ、“マナーのアップデート”を忘れずに
実は、新入社員よりも教える側のマナーが“古い”というケースも少なくありません。
– 昔の言葉遣いが今はNGになっている
– 時代に合わない価値観が押しつけに見える
– 「マナー=礼儀」より「マナー=信頼構築」という捉え方が主流に
自分たちも柔軟にアップデートしていく姿勢が、若手の信頼を得るポイントにもなります。
まとめ:ビジネスマナーの指導は信頼づくりの第一歩
ビジネスマナーは、ただのルールではなく、相手との信頼関係を築くための土台です。
最初から完璧を求めず、「失敗しながら少しずつ身につけていけばOK」という空気をつくることが、教える側にとっても大切です。
焦らず、丁寧に、そして一緒に育っていくつもりで。新入社員が安心して学べる環境を整えていきましょう。
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